読んで良かった(感想)

「泣くな赤鬼」収録の「せんせい。」の感想。重松清は教師作品が最高ですな

泣くな赤鬼

重松清先生の「せんせい。」読みました。

テーマは教師

学校の教師がメインですが色んな先生が出てこられます。

と言うのも

短編集となっており色んなお話があるからです。

  • 白髪のニール
  • ドロップスは神様の涙
  • マティスのビンタ
  • にんじん
  • 泣くな赤鬼
  • 気をつけ、礼。

6編のお話になっており連作ではなく短編です。

どれも先生が良い味を出している作品になってますが

すべての作品に「人間味」が出てます。

いぺぺ
いぺぺ
個人的には「にんじん」が一番好みでハラハラしながら読みました。

作品の一つに「泣くな赤鬼」がありますが

こちらは映画化決定です。

2019年6月14日全国公開です。

  • 堤真一
  • 柳楽優弥
  • 川栄李奈

どんな仕上がりになっているのか楽しみです。

この著書の「せんせい。」はどれも明るい話だけではなく

人間味が思う存分文字として楽しめる作品になっています。

もちろんどの作品にも先生が登場しておりたくさんの人物に関わっていきます。

先生も「人間なんだなぁ」って思わせるのが上手に書かれています。

重松清先生の作品は教師が出てくることが多いですが今回はメインテーマになってますので

教師の考えや味が濃く感じました。

私も教師を目指していましたので

「自分が教師をしていたらどんな感じで読んでいるのだろう?」とか思いながら

ページをめくる手が止まりませんでした。

重松清先生は読みやすい作品が多いですが

「せんせい。」はめちゃくちゃ読みやすいから

読書慣れしていない人でもおすすめです。

涙が出てきそうにも何回もなるのでお部屋でゆっくり読むのがおすすめですね。

それでは各短編について感想を書いていきたいと思います。

追記:映画を初日に見ました。

「泣くな赤鬼」映画レビュー「泣けなかったけど感動しまくり」

「泣くな赤鬼」収録の「せんせい。」の感想。重松清は教師作品が最高ですな

泣くな赤鬼

重松清先生の作品は

どこかほっこりする作品です。

冷えている心がじんわり温まるような

くすぐられるような作品で大好きです。

イジメを混ぜてきたり、人間の汚らしさを描写したりで

お子様にも読んでもらいたいし

疲れたサラリーマンなどにも読んでほしいですね。

「せんせい。」の感想

それでは感想を書いていきます。

白髪のニール

白髪のニールは変わった先生が登場します。

読んでいくうちに

普段はたんたんと仕事をこなす人でも

心には熱く燃えるものや覚悟があるんだな!って思わされた内容でした。

ロックンロールに関して独自の考えを持っている先生でいつまでも転がり続けている人生がカッコイイ!

語り手は先生の生徒ですが

この生徒も大人になり「大人の考え」を持って語ってくれるのも楽しいです。

ネタバレはしませんが

私の心も熱が帯びた作品です。

いぺぺ
いぺぺ
命燃やしカッコよく生きたいぜ!

ドロップスは神様の涙

ぶっきらぼうな先生っているもんです。

仕事を投げやりにしている聖職者

しかし、

ぶっきらぼうに見えても、その人はきっちりと生徒を見ている。

そんな素敵な先生が登場する作品です。

語り手は辛い状況に逃げ出した少女が語ります。

けど数人の登場人物だけなのに

人のやさしさに触れて泣いちゃいました。

じんわりと心が温まるお話であり

登場人物の先生の大きさを感じずには入れませんでした。

マティスのビンタ

現在と過去が行き来するパターンのお話です。

老いとはどうしようもないです。

しかし年を重ねても子どもの時に感じて記憶にしたものは

年を取っていっても残るものです。

伝えたいことよりも「記憶・生きる」について考えてしまう内容でした。

結末に思ったことは内緒にしておきます。

にんじん

個人的には一番好きな作品でした。

理由は最初から最後までハラハラしたからです。

ネタバレはしませんが

最後に行けば行くほどおもしろくなる作品であり

本として一番楽しませてくれました。

「にんじん」という可愛らしい名前からは想像も付かないお話です。

泣くな赤鬼

映画決定している作品です。

読んでいてちょっとつらい気持ちにもなりますが

登場人物の雪乃さんが最高です。

川栄李奈さんが演じるキャラクターですね。

ネタバレはしませんが作品のキモになるポジションなのでどのように演じているのかが気になります。

赤鬼先生もいい味を出しています。

語り手も赤鬼先生ですが

先生としての葛藤が分かりやすく描写されているでおもしろいです。

さすが重松清先生です。

気をつけ、礼。

先生はいつまで経っても先生であり。

生徒はいつまで経っても生徒なのでしょうか?

熱い先生は私は関わったことがないので残念ながら分かりませんが

学生時代の先生とは現在も交流があります。

この作品を読むにあたり

交流のある先生を思い出しました。

先生というポジション

私は学生時代も優秀ではありませんでした。

しかし、問題生徒でもありません。

いわゆる普通の生徒で日本人生徒の模範解答みたいな学生でした。

そんな私に関わってきた「先生」は私にどんな風な印象を持っていたのでしょう?

そして

今あったら覚えてくれているのでしょうか?

また

この作品では過去に関わってきた先生を思いだすきっかけにもなりました。

「先生」と聞くと「すごく偉い」ってイメージがありますが

先生も所詮人間で失敗もあればドロドロした感情もあるのでしょう。

そういうことは当たり前のですが欠如してました。

私も大人になり「先生」とはと考えさせたられる作品だなと思います。

「泣くな赤鬼」映画レビュー「泣けなかったけど感動しまくり」